白鳳梨生産組合の歴史

伊賀市特産の「白鳳梨」は昭和23年から無袋栽培が始まり、現在では「幸水」「豊水」「あきづき」を中心に約15ha作付けしています。 昭和41年には当組合設立と同時に共同選果場を設置し、以来多くの皆様に安心してお召し上がりいただける梨造りに取り組んでいます。

白鳳梨のこだわり

・「白鳳梨」は全国的にも珍しい「水田転換畑」で栽培されている「梨」です。一級河川である服部川が近い「水田転換畑」で栽培されており、梨が成長に必要とする水分が地下から豊富に供給されるので、瑞々しく柔らかな肉質の「梨」となります。また、水が清らかなので、「水田」近くの水路には、蛍が飛び交っています。

・環境にやさしい方法で梨を栽培しています。平成15年度に農事組合法人白鳳梨生産組合として、「みえの安心食材(※)」の認定を受けており、全組合員が堆肥など土づくり資材を施用するとともに、化学農薬を慣行栽培より31%減らした方法で梨を栽培しています。また、令和6年度には、「みどり認定(※2)も取得しています。さらに、三重国際水準GAP支援制度を活用し、平成25年度から、「白鳳梨」の生産・品質管理・販売などに本格的なGAP手法を取り入れています。

(※)登録番号:06-53-015

(※2)みどりの食料システム方に基づき農林水産省が運営する制度

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html

・「白鳳梨」は、原則「無袋」栽培です。一般的には病気や害虫から梨の果実を守るため、6月頃から収穫まで個々の果実に袋がかけられます(果実を袋で包みます。)。「白鳳梨」は「無袋」で、果実が太陽をたくさん浴びるので、甘味が増した梨となります。

主な栽培品種

幸水

「菊水」と「早生幸蔵」を交雑し育成され、1959年(昭和34年)に命名登録されました。

果実の大きさは250~300gくらいで、果皮の色は時期や栽培状況によって褐色または黄緑がかった褐色になります。甘さの中にほどよい酸味があり、果汁も豊富。食味は良好で、その味と質のよさから長年にわたり高い人気を得ています。

幸水という名前は、両親である「菊水」の「水」と、「早生幸蔵」の「幸」の文字を1つずつ取って名付けられました。早生幸蔵は赤梨で、菊水は二十世紀を親に持つ青梨です。

豊水

「豊水」は農研機構果樹研究所で育成され、1972年(昭和47年)に命名登録された赤梨です。当時は親が「菊水×八雲」と「八雲」とされていましたが、のちにDNA鑑定をした結果、「幸水」×「イ-33(石井早生× 二十世紀)」の可能性が高いことが判明しています。

甘味が強くてやさしい酸味があり、果肉は果汁をたっぷり含んでいてジューシー。梨特有のシャリシャリとした食感と甘さが楽しめます。サイズは幸水よりも大きめで350~400gくらい。日持ちも幸水より少し長めです。

豊水は国内での生産量が多い品種で知名度も高く、「幸水」と「新水」とともに梨の「三水」とも呼ばれます。

あきづき

「あきづき」は「新高×豊水」と「幸水」の交雑により誕生した赤梨です。農研機構果樹研究所で育成され、2001年(平成13年)に品種登録された。

果実は大きめで500gほどになり、果肉はやわらかくて緻密。豊水や幸水に比べて酸味が少なく、甘味をしっかり感じられます。収穫時期は9月下旬頃からです。

あきづきという名前は、秋に収穫されること、そして形が月のように丸いことが由来だそうです。店頭では「秋月」と書かれていることもあります。

白鳳梨生産組合 直売所

栽培方法は安心・安全にこだわり、堆肥と枝葉で作った土に有機肥料を用い、減農薬を徹底。美味しさと安全性の両方を兼ね添えた「白鳳梨」は、全国に多くのファンがいます。
種類は幸水と豊水が中心。梨のシーズンになると、採れたての梨を販売する直売所がオープンします。贈答用も多数用意しているので、夏のご贈答やお供えにぜひどうぞ!